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手書きでメモを取ると、他の記述方法よりかなり高度なテクニックの使い手になれるんですよ。知ってましたか?

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1420号●2025年7月7日(月)
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読者さん、こんにちは。
本日は2025年7月8日(火)ですが、昨日はメルマガを配信できませんでしたので、本日もまた一日2通配信です。
7月7日分のメルマガをお送りします。

最近は、かなりノートなどを手書きで書いていて、しかも何冊もノートを書いているので、一日中ボールペンを使っているような感覚に陥るのですが(それほどは書いてないですけど)、手書きで書くと意外な「効果」が生まれるな、と気づいたので、少し書いてみたいと思います。

というのは、そもそも手書きというのは、おそろしく「時間のかかる記帳方法」なんですよね。
このことは、キーボードの「見て打ち」をしている人はなかなか気づけないかも知れないんですが、それはそれは、「手書き」というのは「遅い」わけです。

実際、いまNHKの朝のドラマで主人公が「速記」を学んで新聞記者になる、という話が出ていますが、「速記」の存在は、手書きがいかに遅いかの証明ともいえるでしょう。

なので、こういう「筆記するのに時間がかかる方法」で、メモを取るとなると、

●略語
●言葉の省略

などを使うのが当たり前になってくるんですね。

で、これがもっとエスカレートしていくと、

●概念の命名

というところまで行くんですね。
実は上記の文章の中で「キーボードの見て打ちをしている人は」と書きましたが、この「見て打ち」という言葉は、僕が勝手に作った言葉なわけです。
で、この言葉がどうして生まれてきたかというのを考えると、ブラインドタッチの解説をするための文章を考える時に、思いつきを「紙のメモ」で取っていたからだよなぁと気づいたんですね。

ブラインドタッチだと、「キーボードをチラ見しながら打つような打ち方」とか書くのも、それほど手間ではないんですけど、思いつきのアイディアを紙のメモ帳にボールペンで筆記するとなると長すぎて書く気にならないわけです。

なのでいきなり「キーボードをチラ見しながら打つような打ち方」に名前を付けてしまって「見て打ち」と呼称して文章を書く方が、ものすごくラクになるわけです。

で、ちょっといろいろ自分のメモなどを見てみると、けっこうこの「命名」手法を使ってたりするんですね。

●略語
●言葉の省略

などでも代用はできるんですが、そこでちょっとがんばって「自分にだけ分かる自分だけの専門用語」を作ってしまうと、その後の「思索」そのものが、すごく効率的になってくるんですね。

ちょっと複雑なことを考えたり、言い方を工夫したり、ということがとても簡単になってくるんです。

ということで、手書きでメモを取るのであれば、ちょっとがんばってでも自分なりの「専門用語」を作ってしまうと、なかなか考え方を深めることができるのではないかな? と思っております。
気になる方はぜひお試しください。

さて、今日のメルマガの1通目はこんな感じです。
ではでは、また次のメルマガでお会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.1420 -了- ]---------------


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