[1443号] ●バックナンバー一覧に戻る|←前号へ|次号へ→
ダブルリングノートの規格ってどんなものなのかを、ちょっと調べてみました。なかなかに興味深かったのです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1443号●2025年7月30日(水)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
■「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」■
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
読み落としがある場合は、メルマガ本文のすぐ後に、
バックナンバーページへのリンクがありますので、そちらからご確認ください。
----------------------------------------
読者さん、こんにちは。
本日は2025年7月30日、水曜日です。続いて本日7月30日水曜日分をお送りします。
先日からデルフォニックスさんの「ロルバーン」と、LIFEさんの「ポケットノート」の2種類が、日本のJIS規格に準拠した、「ルーズリーフ」と同じ規格なのだ、という話をしていました。
で、いろいろ気になったので少し調べてみたのですが、この「ダブルリングノート」のダブルリングは、1934年にイギリスで発明され、世界に広まったものなのだそうです。
ということは、まだ誕生してから100年経っていないわけです。
ああ、そうなのか! と、妙に感動してしまいました。
ノートというとても基本的な道具ですが、おそらく糊付けや糸でくくるなどして「帳面」状に紙をまとめる方法のノートは、ダブルリング以前にもあっただろうと思うわけです。
となると、この「リングで綴じる」という手法自体がかなり新しいものなのだろうなぁと思うわけです。
360度表紙をくるりとひっくり返せるこの便利さは、普段使いをかなりヘビーにこなしていないと実感が持ちにくいと思うんですね。
なかなか面白いもんです。
で、このダブルリングノートの基本的な規格は、イギリスから流れてきたということもあって、リングの規格はインチを単位にしています。
1インチのあいだにリングが2個あるものが2:1ピッチ、3個あるものが3:1ピッチ、4個あるものが4:1ピッチと呼ばれているそうです。
いちばん良く見るダブルリングノートは3:1ピッチですね。LIHIT LAB のオープンリングノートは、この3:1の比率で、リング穴の中心からとなりの穴の中心までが8.47mmになっています。
で、僕はこの「インチ」を中心とした規格しか存在してないと思っていたわけです。4:1ピッチの狭い規格のノートは見たことなかったんですが、2:1ピッチの幅の広いものは見たことがあったので。
でも、日本の場合は、これらのインチ中心の規格に加えて、JIS規格のルーズリーフノートと互換性のある、リングとリングのあいだが9.5ミリのものも存在していたわけです。
これはちょっと見落としてしまいますわねぇ。
だから今日の1通目のメルマガで書いたように、「ルーズリーフ」規格は用紙の種類や大きさ、印刷されているフォーマットなどの多様性に加えて、
●綴じノートとしてのルーズリーフ規格ノート
というものも存在している、ということになるわけです。
これはかなりカスタマイズの幅も、使い勝手も広くなるよなぁと感心してしまったわけです。
世の中、調べてみないと分からないことも多いですよね。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1442 -了- ]---------------