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新しい概念として、綴じノートの「固定開帳記入方式」を提案したいと思います。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1468号●2025年8月24日(日)
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読者さん、こんにちは。

昨日は、書籍や厚手のノートを「開いたまま」にできる「ウカンムリクリップ」の話でした。

で、この、「いま使いたいページをすぐに開く」というニーズのためには、実はノートや手帳においては、いろいろな手法ややり方、ツールがけっこう揃っているんですね。

具体的に挙げてみましょう。

・しおり(紙製・金属製など)
・スピン(しおりひも)
・ドッグイヤー(ページの角を折る)
・角部分カット(ページの角をちぎる)
・ふせん(ポストイットなど)

おおむね、このくらいの種類はあるのではないでしょうか。

「しおり」は、もっとも一般的なもので、書店などに行くと少し厚手の紙で作られた「しおり」をサービス品としてはさんでくれることもありました。(最近は経費削減のためか、かなり減りましたが)

現実問題として、書籍であれ、ノートであれ、「いま使っている(使いたい)ページを即座に開く」ためには、それこそ、

・とりあえず開いたまま、ノートを伏せる
・ペンなどの筆記具をはさむ

という感じで、手近なものをはさんだりして、暫定的にブックマークしておくわけです。

また一部の文庫本や、上製本(ハードカバー)などには、「スピン」とよばれる栞ヒモがもともとついていることも多いでしょう。
また、書籍のページが傷むことを気にしないのなら、ページを折ってしまって、次に読む時の目印にする人もいるかもしれません。

この「ページを折る」というやり方には「ドッグイヤー」と言って、ページの上下どちらかの角を斜めに折る「ドッグイヤー(犬の耳)」というやり方が定番となっていて、折られた三角の形が犬の耳のようだ、というところから、こんな名前がついていたりします。
つまり、それだけページ位置を明示する方法として一般的だ、ということですね。

僕の場合で言うと、紙の書籍を読む時には

●読み進めている場所を示すドッグイヤーは下側につける
●本の途中で気になったことがあるページは上側にドッグイヤーをつける(複数個所)

というやり方でブックマークをすることも多いです。

「角部分カット」というのは、綴じ手帳(スケジュール帳)などに見られる機能のひとつで、ページの角部分にミシン目が付けられており、毎週、あるいは毎日、ページを使用するごとに角部分をちぎって、「現在位置」を明確にする、というものです。この機能のついた手帳もよく見かけます。

そして、これも一般的だと思うのですが、ポストイットなどの貼ってはがせるタイプのふせん紙を貼って、ページ位置を示す、という方法ですね。
近年では、付箋紙をフィルム素材にした上で厚手の素材にして、繰り返し何度でも貼ってはがせるようにした商品なども登場してきていて、これもなかなか便利です。

ことほどさように、「いま使いたいページをすぐに開きたい」という欲求は、潜在的にも、かなり広いニーズとして世の中に広がっているといえるのではないでしょうか?

で、昨日書いた「ウカンムリクリップ」は、そういうニーズに、かなり的確に応えられる商品だったからウケたのではないか? という気がしてるんですね。

で、この「ウカンムリクリップ」もそうなのですが、少し前に僕が思いついて最近よく使ってる方法が、先日も紹介しましたが、

●ナナメクリ(A4サイズのクリップボード)+A5ノート

というやり方も、実は、「いま使いたいページをすぐに開きたい」という欲求を完全に満たしてくれるやり方なわけです。

もともと、クリップボードに「記入用紙」などをはさんでおいて、日々記帳しなければならない事柄を、クリップボードをパッと手にして書き込み、書き込みが終わったら、クリップボードを定位置に戻す、というやり方はビジネスの現場などでは良く見られる手法だと思います。

また、学校などでは出欠を取るために出欠表をクリップボードにはさんでチェックマークを付けていく、というやり方などもしていると思います。

僕の場合は、毎日のハビットトラッカーを記帳するのに、当初は「ノート」でやっていたわけですが、最近この「ナナメクリに挟んでおく」というやり方に変えて、ずいぶんと簡単かつ気軽にチェックができるようになったなと実感しているわけです。

このクリップボードに「必要なフォーマットの用紙を挟んでおく」というやり方は、上記の「しおり、スピン、ドッグイヤー、角部分カット、ふせんを貼る」というどのやり方よりも、手順がひとつ少ないのが利点なのです。

どういうことかというと、しおりやスピンなどでは、開きたい場所を見つけた後に、「そのページを開く」という1アクションがどうしても必要なわけです。

でも、この「ナナメクリ」に挟み込む方式だと「開く」という1アクションが不要でして、これがなかなか快適なんです。
なので、この「最初から開いた状態にしておいて開く動作をなくしてしまう」ブックマーク方式のことを、

●固定開帳方式

と名前をつけて、しおりなどの「閉じたページ」のブックマークとは分けて考えたいなと思っているのです。

ということで、この閉じないブックマークのことを「固定開帳記入方式」と呼びたいな、ということで、今日のメルマガは終わりにします。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.1468 -了- ]---------------
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