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「ネーミング」は、あらゆるものに名前を付けるという、究極の整理手法なのだと思っています。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1479号●2025年9月4日(木)
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読者さん、こんにちは。
今日は、最近考えている事を、整理のつかない話のまま、ちょっと書いてみたいと思います。

最近よく思うのは、「ネーミング」というものは、最強の整理手法だな、ということなのです。
先日も、A5ノートを開いて、クリップボードの一種である「ナナメクリ」に保持させることで、「いつでもいま使用中のページをサッと出せる」という整理の手法に、

●開帳方式

という名前をつけて、お話しました。

こういう「考え方」には名称を与えないと、そもそもそのことについて「考える」と言う事自体が出来ません。なので、考え方のような中小的なものには、まず「名前」を与えてはじめて、「考える」ということができるのではないか? と思うのですn。

こういう事例は意外に多くて、特に文具品でノートをあらたに下ろす時だとか、DIYで何かを作る時は、何か名前を与えないと、スタートすること自体ができないことが多いわけです。

たとえば、日記帳などのように形式の決まっているフォーマットであれば、それこそ文具店で販売されている日記帳を購入すれば良いわけですが、映画専用のノートを一冊新たに作るとして、それが映画の感想日記なのか、観た映画の監督やスタッフ・出演者をまとめておくデータブックなのか、それとも映画だけでなく書籍や舞台など他の娯楽作品もついでにまとめるような雑多なノートなのかと考えれば、ノートのタイトルも変わってくるはずです。

「映画感想日記」「映画帳」「シネマブック」「エンタメノート」などなど、そのノートの役割とか何を書きたいのかとかを凝縮したタイトルにしておくと、それだけで「縛り」の効果が出て、ノートを書き続けるのにとても効果が高くなるわけです。

またDIYにおいても、ちょっとした簡易ドアを作るとか、何かの置台を作るとかする時も、その部屋とか置き場所とかの名前を入れて、

「洗面所クローザー」だとか「フラワースタンド」だとか、自分が作ろうとしているモノの役割まで名前に込めると、設計すること自体に方向性が生まれて、作業も進みやすくなります。

目的が明確だと、「一般的にはこういうドアには留め金が必要だけど、うちの洗面初にはちょっとした隙間があるから、あそこにドアをはさんで留めておこう」と言った実用的なアイディアも生まれやすくなるわけです。

そういう意味で行くと、何か自分の中で「こういうことをやっていきたい」という気持ちが芽生えた時に、なんらかの「名前」を、とりあえず付けておくことは、かなり物事を「考える」という作業を行うには効率が良いと思うのです。

仮に一日のToDoを書くという時だって、その課題の「名称」が決まっていないとモヤモヤっとした書き方になってしまって、そのせいで作業が全然進まない、ということだって良くあるはずです。

最初に書いた「開帳方式」も、最初に名前をつけたことで、そのバリエーションとして、

・ウカンムリクリップでノートを開いたままにする
・ダブルリングノートを半分折りにして、いま使用中のページを開いたままにする

というまた違った形の「開帳方式」をバリエーションとして生み出せるようになったんですね。

そういう意味で、抽象的な概念に名前をつけておくというのは、そのテーマをじっくり考えるのには効果的だと思います。
自分のやりたい事を明確化して、効率的に作業を進めるために、ネーミングから考え始める、というやり方もあるんじゃないかなぁ、とも思ったりするのですよね。

ということで、今日はちょっと「自分の考えに名前をつける」ということについて書いてみました。
ではでは今日のメルマガはここまで。ではまた明日。


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