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感心しました。iPadでの執筆環境をいろいろ考えていて、あまりにうまく行かないからAIに相談したら一発で解決策が見つかりました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1492号●2025年9月17日(水)
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読者さん、こんにちは。
まえまえから、いま持っている iPad mini を、執筆環境に活用したいと書いてきました。
で、いまのところの結論としては、「執筆に向いた階層構造を扱えるようなテキストエディタがないから諦める」ということになっていたわけです。

でもやはり、持ち歩きの執筆環境は欲しいし、iPad自体は電子図書(kindle)閲覧用の端末として大変優れているので、出かける時に持ち出すなら、やっぱり iPad mini なんですよね。
なので、iPad mini での執筆環境を整えるのが一番重要だわなぁと最近ふたたび考え直してきてたのです。

で、考えてみるに、いちおうWordというアプリケーションソフトはあって、そこに曲がりなりにも僕の希望する形での「アウトライン機能」はついているわけです。

なら、これで書いてみたらいいか。

というのが、とりあえずの気持ちで、ちょっと試してみようかな? という気分になってきてたんです。
ただ、Wordの階層構造というのは、Word独自の階層コマンドである「見出し1」「見出し2」などの「文字修飾機能」によって実現するわけです。
いちいち「文字修飾」作業をしないといけない面倒くささは我慢するにしても、ここで書いた内容が簡単にテキスト化されないと、あまり役には立たないわけです。

どうしたもんかなぁ。と考えていて、

「そうだ、WordにはVBAのマクロ機能があったじゃないか!」

と思ったわけです。
VBAマクロ、というのは、ようするにプログラミング機能です。
僕は前にも一度、似たような事をやろうと思って、ある程度のプログラムをシコシコと書いていた時期があったんですね。

「ああいうマクロを作って、Wordで書いた後に、そのファイルをテキストでの階層形式に変換して保存すれば問題ないじゃん!」

と思ったわけです。

Word では「見出し1」「見出し2」の文字修飾で文章の階層構造を管理するわけですが、僕が使っているWindowsのテキストエディタ「WZ」では、行頭に「.(ピリオド)」を何個打ったかで階層が決まる仕様なんですね。

この「文字修飾」と「行頭ピリオド」を相互に変換するプログラムがあれば問題ないわけです。
で、いままでの僕だと、これを作ろうと思ったら「はてさて、何日間かかるかなぁ」とか思ってたわけですけど、いまはAIがあるわけです。
AIに書かせれば、こんなもの瞬間です。

そうだそうだ。AIにやらせれば楽勝だ。

と思って、頼んでみたら、いやもう、瞬間でできました。
いやそれどころか、僕の要求では、いろいろ機能不足なところがあったので、「こうしたらどうかな?」とか提案もくれて、かなり強力がツールとして仕上がってきたわけです。

「おー、いいじゃん」

と思って、いざ使おうと思ったのですが、

「待てよ? iPad 版のWordって、VBA使えたっけ?」

と、いちばん肝心な部分での疑問が出てきて、これまたAIに質問を投げたんですね。

「iPad版って、VBA使えたっけ?」

そしたら、すかさずAIが答えてくれました。

「無理でーす」

あらららら。ダメじゃん。つかえねぇよ、このツール。

と、かなりガクっと来たんですが、AIの方から、「ん? iPad でテキスト変換とかしたいんならさ、JavaScript使ってWEBアプリ作ったら?」と、実にまっとうな提案が出てきたわけです。

あ、そうか。そらそやわな。
と、考えが一気に変わりました。WEBアプリにすれば、WindowsマシンだろうがMacだろうが、iPadだろうが全部対応する。
それでいけばいいんじゃないか。

ということで、WEBアプリで変換ソフトを作って、手持ちのファイルを変換して、「おお、これなら、そこそこ使えそうじゃん」となったわけです。

いやー、これなら、iPadを執筆ツールとしても使えそうだぞ、というところまで作り上げられたので、僕的には大変満足でありました。

思いついてから、紆余曲折を経て、「まぁ使えるんじゃない?」というところまで持って行くのに、ほぼ2時間くらいの工程でした。
いろいろ手持ちのファイルを変換して試してみるのが一番時間かかりましたね。プログラム自体はほんとうにすぐ出来上がったので、ほんと、AIさまさまです。

ということで、その変換ソフトでは、

1.ピリオド表記の階層化テキスト
2.#表記のMarkDownによる階層化テキスト
3.HTMLの

形式の見出し指定による階層化テキスト
4.Microsoft Word の見出し修飾による階層化テキスト

の4種類のテキストを相互・双方向に変換可能なWEBアプリができました。
いや、これ便利だぞ。なんせ、MarkDownもHTMLもサポートしてるんやから。
いや、なかなか良い。

ということで、やっぱりAIは賢く使いこなしていきたいものだと思いました。
今日のメルマガはここまで。ではまた明日。


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