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iPadやiPhoneで原稿を書く、というのは、実はかなり昔からやっていて、いまになってあるマインドマップアプリがかなり有望になってきました。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1497号●2025年9月22日(月・祝)
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読者さん、こんにちは。
先日から「階層構造のテキストをさまざまなアプリ用に変換するアプリ」の話を書いてきました。

で、階層構造のテキストと言うのは、ほとんど「マインドマップ」なんですよね。
で、このマインドマップと階層構造のテキストとを、行き来できる環境があれば、けっこうおもしろいことができるよなぁと、前々から思っていたのです。

というのは、マインドマップだと、階層構造の表現がコンパクトで済むからなんです。

たとえば、普通のテキスト表現での「階層構造」は、どうしても縦方向に伸びる「リスト」になってくるんですね。
だから、構造が複雑になると、画面スクロールをして、上下を行ったり来たりを繰り返しながら文章を書いたりする事が多くなるわけです。

しかし、これがマインドマップだと、多少構造が複雑になっても、表示するのはつねに「中心から広がる蜘蛛の巣」のイメージですから、上下左右に広がる分、いくら文章構造が複雑になっても「スクロール作業」そのものはそれほど長距離移動にはなりにくいわけです。

テキストだととにかく上下移動しかできませんが、マップだと上下左右移動+斜めクロス移動で、角度の微妙な差を使い分けることでたくさんあるブランチ(枝)を位置関係で覚えておけるわけです。

で、これが何に役立つかというと、iPhoneのような「スマホ画面」で階層構造を取り扱う時に、けっこう快適になってくるんですね。
しかも、スマホ画面だと、ピンチ操作で画面の拡大縮小も一発で自由自在です。
なので、文章全体の流れを確認しつつ部分の細かな文章を書いていくという作業をするときもブロックの移動が比較的直観的に行えるので、スマホの小さな画面でも、ある程度のパースのある文章の修正作業とかアイディアメモの分類、みたいなことは楽にやれるわけです。
(ただ、文章執筆にはさすがにちょっと使いづらかったんですけどね。)

で、こういう作業をけっこう快適に行っていたのは、かなり実用的で操作性も良いマインドマップアプリがあったからなんです。
それは、

●SimpleMind
https://simplemind.eu/

というアプリでして、登場した年が2008年だそうですから、かれこれ、18年もの間、けっこうな人気ソフトとして利用されています。
操作性や見た目の美しさなども、洗練されていると思いますし、何より、

iPhoneとiPad
Mac
windows 
アンドロイド

と複数の環境で専用アプリが開発されていて、クロスプラットフォームで使える、というところがとても大きな魅力なのです。

とくにデジタルなマインドマップアプリは手書きのマインドマップとは全く異なり、その時々でマップ上の枝を移動したり、増やしたり、削除したり、という編集作業が自由に行えるところが大きな魅力です。

この、自分なりに配置したマップデータがiPhoneであってもWindowsであっても、そのままのレイアウトで読み返せる、というのがこのアプリの快適なところなのです。

マインドマップというものは、これまでも何度も手書きで活用することを試してみましたが、実はこの「マップの枝の位置移動」をするためにはデジタルで行うしかほかに方法はなく、多くの書籍や記事で「手書きマインドマップ」が推奨される中、僕は、

●マインドマップはデジタルでなければ役に立たない

という考えを持っているんです。

出先などで、マインドマップでToDoリストなどをスマホでササっと描いて、自宅に戻ってからPCの大きな画面で細目をキチンと詰めていく、というようなことをするには、デジタルのマインドマップアプリは最適だと思います。

このSimpleMindは、クロスプラットフォームなので、その「スマホ+PC」での環境を作るのには本当にバッチリの内容なんですね。
(当初はデータ管理の考え方が独特でかなり苦労させられましたが、最近は素直に普通のDropBoxでの管理でファイルを取り扱えるようになったので、かなり使いやすくなったと思います。)

ただ、これも、ToDoの取り扱い程度なら快適に使えるんですが、原稿執筆となると、テキスト全体を一気にやりとりしないとダメなので、結局は使ってなかったんですね。

この「原稿書きに使いづらい」という部分は、単純に「テキスト変換するためにけっこう手間が取られた」ということがネックだったんです。
マインドマップで描いた階層構造のまま、PCのテキストエディタに取り込む、というのが、なかなかに難しく、結局最近ではほとんど使っていなかったんですね。(田舎に引っ越したので、出先でマップを描くこと自体が減った、というのは大きいですね。)

でも今回、
●専用の階層構造データの変換ツールを作った
ことと、
●スマホよりは画面サイズの大きいタブレットを使うようになった
ことで、原稿作成に活用できる可能性も見えてきました。
これはなかなか面白いな、と感じております。

ということで、今日はちょっと実用性の高いマインドマップアプリをご紹介しました。
よかったらぜひ一度お試しください。

ではでは、今日のメルマガはこのへんで。また明日お会いしましょう。


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木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com


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