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「Macブックがやっとタッチスクリーンになった祭り」は、まだ続きます。Appleファンの方、ごめんなさい。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1500号●2025年9月25日(木)
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読者さん、こんにちは。
先日見聞きしたニュース、

●ついに「MacBook Pro」にタッチスクリーン搭載か--2026年のOLED版で
https://japan.cnet.com/article/35238129/

に対する僕の反応が、まだ続いております。
昨日も書いたように、2000年から「ノートパソコンにタッチスクリーンはかなり便利」と知っていた僕は、ずっとAppleが「ノートパソコン(正確には垂直に立てられたディスプレイ)には、タッチ操作は不要」としていることすら、まったく知りませんでした。

それが、2000年代も10年経った2014年だか15年だか、いやもっと後だったかも知れないのですが、「Macブックにはタッチスクリーンがない」と知って、あまりのバカバカしさに驚くのを通り越して呆れるばかりだったのです。

特に僕は日本IBMから生まれて、いまはレノボの商品となっているThinkPadをかなり好きでしたから、このMacブックのアホとしか言いようのない主張には「頭がどうかしてる」としか思えなかったんですね。

なぜかと言うと、ThinkPadシリーズのノートパソコンの多くは、ディスプレイとキーボードが完全に一直線にまで広がる180度開きの機能がついていたからです。

一直線に開いたノートパソコンで、画面にタッチスクリーンがあるとどうなるか?
これ、完全に「タブレット」なんです。
しかもキーボード付きのタブレットです。

この使い方が僕はかなり好きでとてもあこがれました。

「あこがれた」というのは、実は「タッチスクリーン付きのノートパソコン」は高くて買うのをあきらめた、というのと、

●スティック型のトラックポイントがほとんどタッチスクリーンと同じ機能を果たす

と分かってたからです。
ま、いまなら間違いなくタッチスクリーン一択でしょう。

当時の僕はまっすぐに伸びた「画面+キーボード」の板を手に持ち、ソファーに寝っ転がってマウスポインターをトラックポイントでスイスイ操り、ThinkPadをほぼ現在のタブレットのように活用していたわけです。
非常に快適でした。

これが多分、2003年とか2005年とかの事だと思います。
で、iPadの登場年が2010年です。

なので、僕はiPadには、ほんとうに全然驚かなかったわけです。
だってすでに日常的に使ってる使い方だったからです。

スティーブジョブスがプレゼンテーションでiPadを持ってソファに座って「雑誌を見るようにインターネットを見る」みたいなことを言っていて、「何言うてんの。そんなん普通にやってるで。5年か10年遅いわ」と思いつつも、ジョブスが超頭のいい天才営業マンなのだ、ということを勘案して、「あ、そうか、ソファで雑誌みたいにネットを見るなんて、みんな想像すらしてなかったんか。そうやわ、そんなことしてるのThinkPadの一部ユーザーだけやろ。そうやわ。」と、その潜在的なニーズの広さに「これはもしかして革命なのかも」と思ったのでした。

iPadの登場というのは、そのくらいインパクトの大きな出来事だったんですね。(僕には全然インパクトなかったですけど)

でも、だからこそ、AppleはMacブックとiPadの間に「差別化」を施すしかなくなり、ノートパソコンにタッチ機能を付けなかったわけです。
これは営業戦略上どうしても必要な「アホな裁定」だった、ということでしょう。

ともあれ、僕がAppleのMacブックに「タッチスクリーンはない」という事実を知った時は、もう本当に驚愕するしかなかったんですね。

一言で言うなら。

「アホやん、それ」

です。

本当に信じられなかった。
なんでわざわざノートパソコンを「不便」にする必要があるのか。
別にiPadの売れ行きが下がっても、その分Macブックが売れたらそんでええんちゃうん? と思ったわけです。

(でも、Appleはハードを超たくさん売ってる企業ですからねぇ。iPadとMacブックが統合されてしまったらiPadとMacブックの2台持ちしてるユーザーは激減するだろうし、まぁ大幅に減収減益になると思われたのでしょう。まぁしゃーない。)

だから、まぁ、言うと悪いのですが、おおむね、Appleファンというのは、Appleによってバカにされ続けてきた哀れな人達と言って良いわけです。
無理矢理iPadとMacブックの両方を買わされてると思って良いと思います。

それも20年とかの長きにわたってです。
ちょっと企業としてどうなのかなぁと思うのですが、まぁこれ、Macが登場したころからずっと「素人のアホをだます」という商売をやり続けてるわけですから、まぁしゃーないんやろなぁとただひたすら、その企業としての「業」の深さに思い至るばかりなのです。

ということで、今日のメルマガはここまで。

ではまた明日。
明日もAppleの「業」の話かもしれません。


--------------[KID'S SIGNAL No.1500 -了- ]---------------
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