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Macに関しては登場以来、ありとあらゆる「ウソ」をものすごい数つきまくっていると、僕には思えるんですね。でも、そこがまたウケるんだと思います。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第1501号●2025年9月26日(金)
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読者さん、こんにちは。
本日は2025年9月の26日(土)ですが、昨日はまた、メルマガを発刊できませんでしたので、本日は一日2号発刊の日です。
まず一号目。
先日の話の続きで、また、「Macブックがやっとタッチスクリーンになった祭り」をやっていきたいと思います
考えてみると、僕はMacintoshというパソコンが、この世に登場した時から「嘘ばっかりついてひどい企業だなぁ」という印象はずっと持っていたように思います。
かなり前にキーボードのお話をしたと思うのですが、Macintoshというパソコンは初代が登場した時はキーボードが「オプション品」だったわけです。
どんな企業が出しているパソコンでもキーボードは標準で装備されているのに、Macだけは違ったんですね。
●普通じゃないからアピールできる。
というところが、天才営業マンであるスティーブジョブスの才能ではあるんですが、けっこうあざといものも多い。
このMacintoshの登場の時は「マウスで画面上のキーボードをクリックすれば文字入力も簡単」とかやってたわけですけど、すでにブラインドタッチになっていた僕には完全に絵空事で、「何をバカなことを言ってるのか」と、呆れるばかりでした。
(ただし、オプションとして発売されていたMacintosh用のキーボードは超絶高価でしたが、打ちやすさは抜群でした。あざとい事を言いつつも、その裏で、こういう反発者も納得させる施策を打ってあるところがジョブスの凄さでしょうねぇ。)
とは言うものの、Macというのは、ほんとうにほんとうに「PCのことを良く分かってない素人」を騙すのにものすごく力をいれていたマシンだったなぁと「「Macブックがやっとタッチスクリーンになった」というニュースを聞いてしみじみと思うのです。
Macintoshが出た時のバカバカしいアピールに
●フロッピーディスクにボタンがない
というのがありました。
とにかくツルっとしたボディ表面が可愛いマックだったので、ボタンという突起物を付けるのが嫌だったんでしょうね。
フロッピーディスクの取り出し方法は、画面上のフロッピーディスクのアイコンをゴミ箱にドラッグ&ドロップする、という方式でした。
いや、そりゃまぁ確かにオシャレではあったのかも知れません。
でも僕はそれなりにパソコンも使ってましたから、
「おいおい停電になって機能停止して、システムが再起動できなくなったとかの時どうするの? 再起動用のフロッピーを入れようとしても、データフロッピーが入ったままで取り出しもでけへんやん。これ、欠陥品やで」
と、心底呆れかえったものです。「マウス操作だけで誰にでも使える」という「オシャレ」「かっこいい」「スマート」さのために、いちばん肝心のセキュリティ要素を無視するということをやっていたわけで、ほんとうの本当は、こういうのが一番かっこ悪くてダサいんだよ、という印象でした。
実際には、このディスク取り出し方法はキチンと対処方法がありまして、
1. 起動時のマウスボタン長押し
2. ドライブのスロット横にある小さな穴に、伸ばしたクリップなどを差し込む
3. ターミナルコマンドで取り出しコマンドを打つ (後続のMacのみ)
という3種類なわけですが、
「おいおい、こんなもん<フロッピードライブのボタンを押す>より、はるかに難しくて面倒くさいやんけ。アホの極みやろ」
と突っ込む以外にどうしたらいいんだ? という対処方法でした。
スタイリッシュがどうとかマウスで全部やれるとか、そういうつまらない意地で使いにくい道具をつくるんじゃねぇよ。
というのが僕の判定でして、このあたりのダメダメさ加減は、もう初代Macから現在にいたるまで何も変わってないなぁというのが実際のところです。
でも、こういうMacが、世間的には、
●初心者にやさしいPC
●クリエイティブな人間のためのマシン
というような評価とポジションを得ていたわけですから、正直僕的には笑ってしまうしかありませんでした。
ハッキリ言ってしまえば、
●アホを騙すAppleと、何も考えていなアホなApple信者
という基本構造でした。
いやぁ、この構造自体が、僕はかなり嫌いだったのですよ。
本当の「使いやすさ」というものは、もっとこうなんと言うか、地べたを這いずり回って、面倒な経験を繰り返した結果のみっともない見た目や、おしゃれさやスマートさとはかけ離れた「野暮ったさ」の中にこそあるんだと僕は思うんですよね。
それは結局、「失敗することのみじめさを最初から受け入れているかどうか」というマインドセットがあるかないかの違いのように思います。
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.1501 -了- ]---------------
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木田 茂夫 :kids@kidashigeo.com