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読書のスピード管理は「本の種類」で、全く変わるのです。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第860号●2023年12月21日(木)
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読者さん、こんにちは。

今日は「本好き」なら分かる、「いま読んでいる本の進行度」に関してのお話です。

本を読んでいて楽しいのは、読み進めていくたびに、いま手に取っている本のページ位置がだんだんと進んでいく事なのです。

これは増えることがあっても減ることはないので、なかなかに楽しいのです。

昔はしおりを挟んだり、付箋を貼ったりして、この「現在地」を「見える化」していましたが、しおりとか付箋とか道具がないとチェック出来ないのは面倒なので、最近ではページの右下を折ってしまうことにしています。

自分で買った本なのだから好きに使えば良いのです。

どんなに厚い本でも、この「現在位置」は読んでいけば必ず進みます読み進めた部分が物理的に「厚く」なっていくのです。そして、それが手の感覚で実感できる。

こう言うつまらないようなことが、意外に大きな読書のモチベーションになるんですよね。

ところが!

この「厚み」が電子書籍では感じることができないのです。いくら読み進めても、Paper whiteの暑さは変わりません。何の物理的な変化もない。
これは本好きにとってはかなり大きな「読む意欲」への障害になります。

実際、Kindle Paper whiteで表示されるのは、今どこまで読んだかのパーセント表示だけです。

これが当初はとても頼りなかった。

物理的な紙の本なら、厚い本でも薄い本でも、自分の読書スピードを考えれば、どの程度で残り分量を読めるのか? などがなんとなく分かるものです。

そういう「実感」を伴った指標が紙の書籍の安心できるところな訳です。

ところが、電子書籍の場合は厚かろうが薄かろうが1%は1%。何十ページ読んでも2%に到達しないと言う事だってあるわけです。

「電子書籍、味気ないなぁ」とは思ったのですが、逆に電子書籍には紙の書籍にはない独自の機能が入ってました。それは実は「時計」。

時計が標準で入っているという事は、実は読書スピードを計測する事が出来るんですね。

Kindle Paper white だと、今の読書スピード換算して「この章を読み終わるまであと3分」とかの案内を出してくれるんです。

この「ガイド」が結構有効なのですねぇ。

「おお、その程度で次の上に進めるのか」とか、「もう少しスピードを上げようか」と言うような気持ちにさせてくれるのですよ。

で、こういうスピード計測が面白いなぁと思ったので、自分で買った購入本でも少しやり方を変えて読書の進行程度の管理に新しい手法を導入することにしてみたんです。

何をやっているかと言うと、買った本はいつでも読み返せるのだし、逆に慌てないでおこう、急かして読むのではなく、気が向いた時にゆっくり読もうという発想で、読み始めたページの隅にその日の日付を書き込むようにしたのです。


購入した本なので、いつだって手にできます。別に慌てることもありません。読まない日が1週間くらい続いてもいいじゃないですか。

それはそれで良いとおおらかな気持ちで、ただただ、読んだ日にちだけを記録しておくのです。

こうすると、電子書籍と購入した紙の書籍の二つで、違う読み方が楽しめるのがけっこう良いのですね。
高速読みとゆっくり読みの二本柱で読むと言うことが1つの楽しみにもなってきました。

そして、図書館で借りた本も同じように読書スピードを「計測」することにしました。

ただし、図書館の本の場合は、書籍に直接記入することはできません。
なので、何か別のノートなり、メモなりに書き込むしかないわけです。そこで思いついたのは、ホワイトボードです。

部屋にB2サイズのホワイトボードを壁掛けにしておりまして、近々の予定や簡単なToDoを書いたりしているのですが、ここ他のToDoと一緒に、図書館で借りた本の、読んだ日付とページ数を残しておく、と言うことをするようになりました。

図書館で借りてきた本は返却日があるわけですから、返却日も一緒に書いておいて、ある程度急いで読むようにする、という意味もあります。

ホワイトボードに読書の進行度をメモしておけば、いやでも目に入るのでモチベーションアップにつながりやすいのです。(全何ページか?とかも書いてあります。)

部屋に出入りするたび、読書締切が目に飛び込んでくるので、これは我ながら「良いアイディアだなぁ」と感じています。

電子書籍、購入本、図書館での借りた本。この3種類で進行度の把握の仕方を変えるしかないし、変えてチェックすると、これはこれでチェックすること自体が面白い。

そんなこんなで、最近は読書量がかなり増えてきているのです。
読書量が減ったなぁと、ずっと思っていただけに、こんな形で読書量が増えるとは!と驚いているところです。

進行度のチェックの在り方が全部違うと言うところが飽きずにやれて良いのだろうなと思います。

ということで本日のメルマガはここまで。
では、また明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.860 -了-]---------------


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