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文具の機能が、人の命にかかわる場合もあるのだなと感じられた新製品が発表されたので、ちょっと紹介します。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第906号●2024年2月7日(水)
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読者さん、こんにちは。
このメルマガでは、ノート、手帳の使い方とともに、時折新しい文具の紹介などもしていますが、今日は少し変わった製品の新商品発表があったので、ご紹介したいと思います。

ご存知の方もおられると思いますが、「wemo」 という名前の「ウェアラブルメモ」という商品があるのです。

普段は細長い楕円形の板なのですが、それを腕に当てると、クルっと丸まって腕に巻き付く、という機能がある「メモ用紙」なんですね。

この商品、もともとは看護師さんのように立ち仕事の方がちょっとした数字や記憶しておくべきことを忘れないようにメモするために生まれてきたんですね。

薬の処方だとか、赤ちゃんの名前だとか、取り違えが出たら大変ということもあって、看護師の方の中には、手のひらにメモを取っているかたも多かったそうなのです。

それをしっかり書けて、つねに身に着けておける形に整えたのが「wemo」だと言えるでしょう

●wemo公式サイト
https://www.wemo.tokyo/

で、これに新しく 「プロ用」というのが生まれたんですね。
どういうものか? というと、従来のものより「板状」の時の長さが長く、壁などにぶら下げられる「穴」が空いた、というものなんですね。

これのどこが「プロ」なの?

と思うのですが、実はこれ消防士さんのように、特殊な制服を着なければならない方たちのために作られたものだったんですね。

消火作業着は、耐熱処理などが施されていますから、もともと厚みのある服です。その服の上から、腕にクルリと巻いて、消火活動や救助活動のさいに何か重要なことを「メモ」するために作られた、ということなんですね。

これ、たかが「メモ」ひとつの話で、いわば「キーワード1個」のために専用ツールを作る、というような話なわけです。

でも、たとえば救助活動などであれば、活動そのものが高度な判断が必要な上に一分一秒が被災者の方の命にかかわる事なわけです。
そういう時に、何かキーワードひとつであっても頭の中に保持していたら、集中力は削がれるでしょう。
だから、メモをするためのツールの性能が、人の命に関わっている重要要素になっている、ということなわけです。

●「wemo PRO バンドタイプ」ニュース リリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000030171.html

つねづね、メモの大切さをお知らせしている、このメルマガとしては、この製品の機能そのものの素晴らしさをたたえるとともに、何よりもそれだけ「メモがとても重要なのだ」という点にこそ、フォーカスを当てていただいて、このニュースを読んでもらえればなぁと思うのです。

なんでもない、ちょっとしたメモが、実はとても重要で、命に関わることなんて、それこそたくさんあると思います。

そういう意味で、「たかが文房具、たかが筆記用具、たかがメモ用紙」という感じで軽く見ることは避けた方が良いよねと思うのです。

自分の使っている文房具・メモ道具を見直すことで、何かとても大切なことを失わずに済むかもしれないわけですから。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.906 -了-]---------------


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