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スーパーヒーロー映画はお好きですか? 僕は現代人の基礎素養として「見ておかなければならないコンテンツ」だと位置づけています。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第911号●2024年2月12日(日)
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読者さん、こんにちは。

読者さん、は映画はお好きでしょうか? 僕はけっこう好きなのですが、入場料が高くて、年に数本しか見ることができません。
本当はもっと頻繁に見るべきだよなぁと思っているのですが、田舎に引っ越してから映画館まで出かけること自体がかなり時間のかかる「特別なイベント」になってしまって、けっこうつらいです。

さて、そういう「映画」の中でも、僕はかなり「スーパーヒーロー映画」というものが好きでして、どうしてこんなにスーパーヒーロー映画が好きなのか? ということを考えていったときに

●いやでも「正義」や「真実」を考える体質になっていくこと
●何かの社会的判断・行動を行う時に、より深く考えて行動するようになること

の二点が意外に重要な要素として存在しているなぁと、最近はよく思うのです。

昔、ヤクザ映画などが良く作られていて、映画館から出てきた観客が肩で風を切るような歩き方になっていた、なんてことはよくあったわけですが、映画というものはああいう風に見た人間に大きな行動の規範を提供しているものだと思うのです。

であるなら、やはり「スーパーヒーロー映画」というものは、見るものに「正しい在り方って何?」と問いかけている映画だ、ということにならざるを得ないわけですね。

そして映画というものはいまや全世界を市場として作られているので、その作品の中で語られている「価値観」は、とても基本的でありつつ現代の正義や真実が何をよりどころにするべきなのか? ということをするどく突いているものにならざるを得ないのです。

そういう意味で、僕は映画を見るなら、ぜひ「スーパーヒーロー映画」を見てほしいと思います。

特に僕がスーパーヒーロー映画を推す理由のひとつとして、その「架空性」ということがあります。
そもそも「スーパーヒーロー」なんてものは、この世に存在していないんですね。

このことはかなり重要で、この「架空性」がある限り、映画を見ている間ずっと「これはあくまでお話だから」という寓話性が成立するんですね。「仮にこんな状況になったとして、そういう時に人間はどう判断したらいいんでしょうね」という「仮説」のお話にどうしてもなります。

これは、映画を見終わった後に、一気に自分を現実に引き戻す力が強いんですね。

たとえばとても現実的な恋愛映画だと、それこそ極端な話「白馬に乗った王子様が私の生活にもきっと現れてくれるわ」というような映画の世界の「お話」から簡単に出られなくなってしまう可能性があるわけです。

現実的な映画というものは、この「現実と向き合えなくなる危険性」があるのが怖いわけです。
もちろん、厳しい現実を突きつけてくれるような鋭い映画だって作られています。
また、そういう名作もたくさんあるとは思います。

それでもやはり映画は娯楽です。現実的な映画でも、多少は夢を見させて楽しい気分にしなければ興行収入が見込めません。
なので結果的に、その「映画のウソ」とか「夢見としての映画」から抜け出せなくなる可能性はあるわけです。

しかし、スーパーヒーロー映画は違います。観ている間は夢の世界であったとしても、見終わったとたんに我に返ります。現実に即座に戻れるのです。

それでいて、映画が提示している善悪や崇高な価値観というような「判断基準」は大切な考え方として観客の心に残るわけです。

このことをして、僕は「スーパーヒーロー映画は現代人の基礎素養」だと思っているわけです。

だから僕は本当に多くの方にスーパーヒーロー映画を観てもらいたいと思うのです。

思うのですけど、うーん、とにかく値段が高くて、そう気軽に観れるもんじゃないんですよねぇ。

えーと、この入場料については、思うことが少しあるので、それはまた次の機会に語ります。

ということで、本日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.911 -了-]---------------


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