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多機能ボールペンは、記憶の定着をより一層高めてくれる強力なサポート機能です。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第926号●2024年2月27日(火)
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読者さん、こんにちは。
昨日、おとといは、「デジタルとアナログの使い分け」の話をしました。
そしてその前3日間は「多機能ボールペンの新製品」の紹介をしました。
で、この「多機能ボールペン」というのが、「アナログの良さを生かすには、とても優秀なツール」なのだ、という話をしたいと思います。
まず、アナログとデジタルの役割分担を定義づけしておきますね。
とりあえずは、以下のような役割分担をさせるのが効率的だと考えられます。
アナログ●学習や打ち合わせなどでは、デジタルより手書きメモの方が記憶に定着しやすい。
デジタル●文章執筆・企画書作成・クリエイティブの実作業にはPCが利便性が高い
(漢字変換/文字、文章、構成の修正変更/用語統一など)
つまり、アナログは「記憶定着」です。そしてデジタルは「作成効率」です。
このキーワードを頭にいれておくだけで、ツールの役割の使い分けや使いこなし、運用方法の確定などがスムーズに行えるのではないか? と、思います。
で、「多機能ボールペン」は、この中では「記憶定着」の役割を担うためのツール、ということになります。
これは実は、斉藤孝さんの「三色ボールペンで読む日本語」や、「三色ボールペン情報活用術」などで語られている話がベースです。
●三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫 さ 42-1) 文庫 - 2005/3/1 齋藤 孝 (著)
https://amzn.to/3wvQsWx
●三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21) 齋藤 孝 (著) 形
https://amzn.to/3P00xRP
斉藤孝さんは、読書をするに際して、重要な部分には「赤色のボールペンで線を引け」と言っておられるわけです。
で、簡単には重要なところを判定はできないし、まずは「青色ボールペンで気になるところ、重要かもしれないところに線を引け」と、青色を「下準備色」と指定しているんですね。
そして、重要かどうかは分からないけれど、自分の興味が動いた「気になるところ」には「緑色ボールペンで線を引け」と指定しているわけです。
ぼくはこの、
●重要(赤)
●準備(青)
●興味(緑)
という役割分担は、かなり有用だと思っているんです。
で、これを、斉藤孝さんは、書籍を読むときに使うように指定されているわけですが、僕は、
●ノートの再読
に活用すると、とても良いと思っているのです。
まず、そもそも、「ノートを再読する」ということを、やる人はかなり少ないんですね。
打ち合わせの最中に、数字や日にちをメモして、それを再確認するためにノートを開く、ということは多いと思います。
でも、一般的にノートや手帳を開いて再読するときに、自分がメモしたことを、「改めて読み直してみる」ということをする人は、本当にまれだと思います。
でも、自分の仕事の経験上、これはかなりの効果がある手法なんですね。
例えば、打ち合わせとか取材とかで、相手の方がしゃべっている内容をできるだけていねいにメモしていくようにします。
学校で授業を受けた時のように、仕事の打ち合わせでも、しっかりとノートテイキングするんですね。
(まず、これをキチンとやってる人自体が少ないんでしょうけど、これはやらないとダメって話ですね。)
で、仕事が進んでいく中で、その打ち合わせ時のメモを再読するわけです。
これ、一回でもいいし、二回でもいいから、読み直しをすると、ものすごく効果が高いんです。
仕事内容の理解がものすごく深まります。
仕事というのは、日々関わっているわけですから、実地でいろいろと学んでいたりします。
すると、打ち合わせした時には見えていなかったことが、数日、あるいは一週間、二週間経った時には、かなり深く、見えてくるんですね。
仕事を通して知識・経験ともに高まっていますから、メモを読み直すといろいろと不備も見えるし、重要なキーワードもはっきりと把握できるようになってるわけです。
で、読むだけでもいいんですが、その時に気づいたことを書き加えると、もっと効果的なわけです。
ただ、読み返したときに気づいたことを、黒色のボールペンで書き込んでしまうと、二度目に読んで気づいたことと、一回目にメモしたこととの区別がつきません。
なので、この二回目以降に読んだときは上記の、
●重要(赤)
●準備(青)
●興味(緑)
というルールに従って、書き加えたり、線を引いたりすると、それはそれは、ものすごく効率的なわけです。
ま、再読時は、「気づき」のタイミングなので、下準備としての「青色」は、ほぼ使うことはないですけども。
打ち合わせ時には分かっていなかったことを赤色で書き足したり、この仕事でのポイントや改善点、自分なりのアイディアなどが出てきたら緑色でメモを書き足すわけです。
なんなら、キーワードを赤丸で囲うだけでも、そのノートの一ページの利便性がグググっと上がります。
で。
こういう「色を使ったノートの再読」というのを、僕はかなり長い間やってたんです。
やってたんですが、2019年にブレないボールペン「ブレン」の書きやすさを知ってからは、もう従来のボールペンに戻る気がしなくて、とにかくメモをブレンで取ることに決めちゃったわけです。
そうすると、この「赤、緑、青」という黒以外の色は、別に持ち歩くしかなくなったんですね。
でもやはり、「色ペンを別に持つ」というのはけっこうな手間ですので、「色分け」すること自体がかなり減ってしまいました。
「赤」はよく使うのですが「緑」となると、もうほとんど使いません。
多機能ボールペンを使ってた時は、赤より緑の方が書き込み数の多いページもあったというのに、現在ではほぼ赤のみでページが構成されています。
やはり多機能ボールペンのように、すべての色が一本にまとまっている、ということが重要だったんだなぁと、最近あらためて思うんですよ。
記憶の定着に多機能ボールペンの色をうまく活用すると、本当に効率的だと思います。
あなたもぜひ一度試してみてください
ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.926 -了-]---------------