[946号] ●バックナンバー一覧に戻る|←前号へ|次号へ→
4色ボールペン+シャープペンシル+消しゴム環境が戻ってきたので、この「一本筆箱」が手帳活用にいかに重要か? を簡単にまとめておきます。[色ボールペン編(1)]
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第946号●2024年3月18日(月)
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
----------------------------------------
このメルマガは、
「メモ・ノート・手帳を使いこなすためのStationery Book 42」
をダウンロードくださった方を中心に、毎日発行でお届けしています。
「Stationery Book 42」の更新情報なども掲載しています。
それらの過去記事のまとめは、メルマガ本文のすぐあとにリンクを掲載しています。
----------------------------------------
読者さん、こんにちは。
さて、今日は「ブレン4+S」を継続使用することを決定したので、あらためて、この多機能ボールペンの活用の重要性を整理しておきたいと思います。
というのも、僕自身は2019年に、このブレンシリーズに1作目の単色ボールペン(黒、赤、青)を試し書きした時に、あまりの書きやすさに「多機能ボールペンの利便性」を一切捨ててしまって、「多機能ボールペンの活用方法」を忘れたままになっているからです。
数日前から、久しぶりに「多機能ボールペンの便利さ」を思い出してきていて、「ああ、なんて便利なんだ」としみじみと、その良さを体感しなおしているところなのです。
この便利さ、快適さを、どう言えば伝わりやすいのか? ということを考えていくと、結局、
●一本筆箱
という呼び方をすることが、分かりやすさを強調するだろうという気がしてきたので、しばらく「一本筆箱」というキーワードでお話を進めます。
多機能ボールペンの便利さを「一本筆箱」として紹介するにあたり、まず前提として考えなければならないのが、
●3色ボールペン活用法
を説いた斉藤孝さんです。
斉藤孝さんの考え方は
●3色ボールペンを手にして書籍を読み、必要部分に線を引く
という事なんですね。
本の読み方として「3色ボールペンでの線引き」を提唱されていました。
そして、ここで言う「3色」というのは、「赤」「青」「緑」の3色でして、一番よく使う「黒色」は想定外になってるんです。
で、「3色ボールペン活用術」というのは、上記3色の役割分担として、
・赤:一番大事なところ
・青:そこそこ大事なところ(大事とは確信できないけど、気になるところ)
・緑:面白いと思ったところ
という設定をされています。これがなかなか絶妙な色の指定方法だなぁと感心するんですよ。実に色分担が的確だと思います。
ただね。
世間的には赤・青・緑の3色をセットにしたボールペンというのはあまり存在していないんです。通常文具店に行くと、黒・赤の「2色ボールペン」とか、黒・赤・青の「3色ボールペン」が売られています。
文具店で「3色ボールペンをください」と店員さんに言うと、「黒・赤・青」の3色ボールペンを持って来られると思います。
だから、実は「赤・青・緑」の3色がセットになっているボールペンは、現実的には「黒・赤・青・緑」がワンセットになっている「4色ボールペン」なんですね。
ですから斉藤孝氏の提唱する「3色ボールペン活用術」を実際に運用するとなると、使うのは「4色ボールペン」になるんですね。
で、ここからが重要なんですが、基本的に斉藤孝さんは、「本を読む」とか「資料を読む」時に、「赤・青・緑の色ボールペンで線を引く」ということしか言っておられない。情報活用において、ここが大切だ、という話なわけです。
でも、僕はライターで取材もして、メモも取って来てますから、ここでもっとも重要なのは「黒」の「自分でメモする」の部分だと思ってるんです。
「本を読む」のは二の次、三の次でいいとすら思ってます。(そもそも図書館で借りた本に「3色ボールペン」は使えないし、電子書籍でも無理です。)
で、自分でメモを取れば、これがまず何より自分の頭の中に情報を入れるのに超強力になります。
だから、一番重要なのは、「黒」です。
そしてメモです。
で、僕はここに「自分のメモを再読する」という工程を加えて、その「自分のメモの再読に赤・青・緑の色活用をする」という形にしてるんです。
いまのところ、僕はこれが一番強力な「情報入手+記憶+理解」の手法だと思っています。
簡単にまとめる、と言いつつ、かなり長くなってしまいました。
この話、もう少し続けますね。
で、色ボールペンが終わったら「シャープペンシル編」があります。
ということで、今日はここまで。では、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.946 -了-]---------------