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「一本筆箱」が手帳活用にいかに重要か? まとめておきます。[色ボールペン編(2)]

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第947号●2024年3月19日(火)
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読者さん、こんにちは。
ということで、昨日の続き。「一本筆箱」シリーズの2をお送りします。
今日は、色ボールペンをどう使うか? という話の続きです。

昨日は、斉藤孝さんが「本を読む」ということをベースにいろいろな資料の読み方などで、3色(赤、青、緑:実際には黒も入って4色)ボールペンをどう使うか? ということで、「色の役割」を明確化して、とても汎用的に役立つガイドラインを作ってくれた、という話をしました。

おさらいをすると、

・赤:一番大事なところ
・青:そこそこ大事なところ(大事とは確信できないけど、気になるところ)
・緑:面白いと思ったところ

の色分けですね。この分類で書籍や資料などに「傍線」を引けばよい、という話だったわけです。大きくは。

でも実際にはこの3色だけのボールペンというのはほぼ存在してなくて、現実的には「黒、赤、青、緑」の4色ボールペンが多機能ボールペンとして販売されてますよ、という話なんですね。

で、僕はここに「黒色」の役割として、「どんどんメモする」という要素を加えて、いろいろな情報を自分の手書きで形にしていく手法を提案したいわけです。
まず4色を4色として賢く使いたいし、そのために一番よく使うのは、やはり「黒色」なんですよ。

読書の時に使うだけでなく、手帳やノートをもっとマメにつけて、黒色を活用すべきだという話なんです。
斉藤孝さんの考え方では、「黒」は色数に入ってなくて、基本は「本を読む」とか「資料を読む」というのがメインなんですね。だから「黒」は入って来てないわけです。

でも実際ボールペンというのは黒色で文字を書くというのが、一番よく使う使い方だと思うので、まずそこを充実させた方がいろいろと良いと思います。
つまり、

●メモを取る。

ということをどんどんやる、ということですね。

読書をしている時でも、抜き書きとか、読んでいて刺激されて思いついたことなどは、どんどんメモに残していった方が良いと思います。
それはノートに残していってもいいし、専用のメモを使ってもいい。
僕の場合はツイストノートのメモサイズを使ってどんどんメモってるわけですが。(無地用紙をカットして穴あけ機で穴をあけたオリジナルメモですが)

で、このどんどん書き溜めた「ノート」や「メモ」を、再読して、再読するときに斉藤孝さん推奨の「赤、青、緑」の「カラー傍線」を応用すると、すごく良いわけです。

僕の場合で言うと、取材や打ち合わせをした時のメモは再読すると、かなりメモを取った時より、自分の知識が深まっていたりするので、ノートを読み返してみても、ポイントとして拾う「キーワード」が全然違っていたりするんです。
取材してメモしている時は正しく内容を理解していないから、すごく重要なキーワードを小さく端の方にメモしていたりする。

でも本当は、そのキーワードは超重要! なんてことがしばしば起きますから、ノートを再読したときに、そういうキーワードを見つけたら、赤で丸囲みをしたり、傍線を引いたりします。

まさに、「赤」は重要。ということで、これは斉藤孝さんの3色ボールペン活用術と同じ使い方です。

でも、次によく使うのは「青」じゃなかったりするんですね。その次によく使うのは「緑」だったりします。
「緑」は、自分が面白く感じた部分です。メモを取った時のテーマからは外れているかもしれないけれど、個人的に興味がわいたことなどには、緑色で傍線を引いたり、丸囲みをしたりします。

ということで、ノートの再読は、
まず最初の再読で、赤でポイントを丸でかこむ。アンダーラインを引く。などしてフックを立てていくんですね。
黒で書かれていたノートに、これで大きな目印がつきます。

で、できるだけ何度でもノートは読み返して、二度目以降に読む時には、テーマとは外れていても良いから、興味ポイントを探す。

こうするだけで、一度の取材が二度三度おいしい情報源に変わっていくんですね。
このあたりの話は長くなるのでまたにします。

で、実は、青は意外に使いにくいんです。そもそも「そこそこ大事なところ」という設定の仕方があやふやなのかもしれません。
それと、青色というのは、意外にノートを再読した時に目立ちにくいんですね。これはまぁ4色ボールペンを作っているメーカーのインク色に左右されるので、いちがいには言えませんが、ボールペンの黒色と青色は区別がつきにくいことも意外に多いんですね。

たぶん、万年筆が「ブルーブラック」という沈んだ青色のインクを使っているということと無関係ではないと思うのですが、少し「ブルーブラック」に近づけているメーカーも多いのではないでしょうか。

なので、僕が良く使うのは、本当に「赤」と「緑」ばかりです。
現実問題としては「黒」「赤」「緑」という感じではないでしょうか

赤のボールペンは、たとえば、読了した書籍の名前だとか、毎月出かけているような定期的な行動とかも赤でノートに書き込んだりしてます。

書籍名は、「いつ何を読んでいて、どのくらいのペースで読んでいたか」などが手帳・ノートを読み返したときにぱっと分かって便利だからです。
定期的な用事もスパンなどの確認に便利なんですね。よく目立つ。

こういう風に色分けをして、あとでノート全体を読み返すととても面白いです。
ポイント、ポイントの情報が一目で飛び込んでくる感じ。

ということで、「一本筆箱」のボールペン項目はこんなところです。
明日は「シャープペンシルと消しゴム」について少し書いてみようかと思います。


--------------[KID'S SIGNAL No.947 -了-]---------------


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