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「書くこと」は、実は自分を知ることです。「ワンテーマノート」を、とにかく何も考えずに始めてみる、というのも、新しい自分を知る良いきっかけになるかもしれませんよ。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第965号●2024年4月6日(土)
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読者さん、こんにちは。
先日「文具」と「文房具」の違いを考えると、とてもあやふやになる、という話をしました。
それは、文具類の進化や変化が大きく、定義づけがしにくいからだ、という結論だったわけです。
この傾向は「長期間を前提に判定すると、より一層傾向が顕著になる」ということでもあります。

で、その流れで、僕がつけている「仕事日記」の話を、少しだけしましたが、この話を少ししたほうが面白いかな? と思うので紹介します。

実は、いまから12年前、2012年の4月に一冊のノートを買いました。
それが、

●コクヨ キャンパス ツインリング ワイドB5 B罫 緑 中横罫 スーT30B-G
https://amzn.to/4al8REv
(Amazon にはA罫の青表紙しかありませんでした。僕が購入したのはB罫の緑表紙のもの。)

という、変形B5サイズ(幅195×高257mm)で70枚綴りのB罫の横罫線が入っているノートです。
JIS規格のB5サイズは、182mm×257mmですから、左右幅が7mmほど大きく、たっぷり、ゆったりめに書けるB5ノートというようなものです。

実は、文具店などで販売されている市販の「B5ノート」はB5サイズではなく、セミB5サイズ(179mm × 252mm)なので、JIS規格のB5サイズより一回り小さく作られていますから、このワイドB5サイズのノートというのは、市販のB5サイズよりかなり大きなサイズ、ということになります。

でも、このノートを購入した時の僕は、そこまで細かいことは考えてなくて、「とにかく仕事で『ここはこうしよう』と考えたことなどを日々書き留めておこう」という程度の気持ちで、新しいノートを一冊おろしたわけです。

●仕事のやり方を変えた
●仕事に関する考え方を変えた
●仕事のとらえ方を変えた
●これからの時代において何を考えるべきか
●自分にとって楽しい仕事とは何か

などなど、思いついた時にちょこちょこ書く、というスタイルで、書きつないできたんですね。
で、そんな風に思いついた時に書くというスタイルだったので、まるまる1年とか2年書かないままになっていた時もあったし、数週間連続で毎日日記をつけていた時期もあります。

そんなこんなで、結果的に、たった一冊のノートを実に長く書き続けていることになってしまったわけです。

そういう形で長く書いていると、一冊で長期間を見渡せること自体がおもしろくなってきまして、2019年ごろからは、ページの真ん中に縦罫線を一本入れて、1ページを2分割して左右に書き込む圧縮書きをするようになったので、一冊の中に書き込む容量が増え、より一層、一冊を長く使うスタイルになってきたんですね。

もともとワイドB5で左右に余裕がある上に、1ページの2段割にしたので、ほんとうに一冊を長く使えるようになってしまいました。
で、結局、12年の間に、70枚のうち60枚まで使いました。残りあと10枚です。

表紙も厚手の段ボールでできているので経年劣化も少なく、長期間使うのに適していたなぁと思います。
(表紙がPPなどのプラ素材だと、印刷物と隣り合わせになった時に「反り」が生じたりするんです。カバンの中などに入れると、印刷物と一緒になったりして傷んでしまいます。)

この12年の間に三年連用日記なども使ってみたりはしたのですが、せいぜい2年しか書けませんでした。
でも、この「仕事日記」は、結果的に12年細々と続けてきて、自分の仕事に関する歴史を一冊で俯瞰できる良いノートになったように思います。

この結果を踏まえて考えてみるに、とにかくなんでもいいので、何か自分にとって長く興味の持てるような「テーマ」を自分で設定してみて、そのテーマに沿って、とにかく一冊ノートをおろし、ただひたすら気が向いた時に書き続けるとかすると面白いのかも知れません。

こういうワイドB5ノートなどだと、それこそ気ままに書くスタイルだと何年も使えたりするし、おもしろいノートに育っていくかもしれません。

うーん、こういうスタイルで読書日記とか映画日記とか、新たにノートを一冊おろしてみようかなー、とか考えているところです。
本当に合間合間に気づいた時に書くだけで、自分にとって、けっこうおもしろいものになってくれるように思います。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.965 -了-]---------------


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