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「これは鉄板の定番だ」と思っていた商品が廃番になってしまうと、なんとも言えず悲しくなりますね。代替品を探すのはまず無理です。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第966号●2024年4月7日(日)
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読者さん、こんにちは。
昨日は「ワンテーマ」でノートを書き続けることをご提案させてもらったわけですが。

その記事の中で、コクヨのワイドB5版ノートをご紹介しました。
これですね。

●コクヨ(KOKUYO) ノート リングノート キャンパス ワイド B5 A罫 70枚 青 ス-T30A-B
https://amzn.to/4al8REv

で、僕はこのノートの緑表紙のB罫(6mm幅の罫)を利用していたんです。

で、昨日、追加で同じノートをあと一冊か二冊、買おうとネットを探したのですが、どこも在庫がないと表示されるわけです。

「おかしいなぁ、こんな定番ノートが在庫なしだなんて」

と、コクヨのホームページで確認してみると、なんとなんと、上記の青表紙・A罫(7mm幅の罫)のものだけを残して、他の表紙色・B罫ラインは廃番になっていたんです。

「ええええええええー」

と、驚いてしまいました。
こんなド定番のノートが廃番になるとは、想像すらしていなかった。
しかもなんたることか、A罫を残してB罫が廃番になっている!

罫が細くて、1ページがワイドで、しかも70枚(140ページ)あるからこそ、大量の文字を一冊に書き溜められるメリットがあったというのに!

ワイドサイズのB5用紙で、A罫とB罫の違いがあると、1ページでの行数が30行と35行の差が出てくるんですね。1ページあたり5行も違います。
そうなると、一冊で700行も書ける行数が変わってくるわけです。

A罫だと30行ですから、700行を30で割ってやると約23.3頁。つまり23頁分もの違いが出てくるんですね。


表紙の色は我慢できても、A罫とB罫のこの違いはちょっと我慢できないなぁと思って、代替品を現在物色中なのです。

ちょっとイラっと来たのはコクヨのホームページの廃番を知らせる一覧表には、僕の使っていたB罫ノートの代替品として、上記のA罫青表紙が掲載されていたこと。

いやいやいや、一冊でどれだけの文字数を書き込めるか? がキモだったのだから、A罫じゃ代替品にならんでしょう。これにはさすがに少し腹がたちました。

でもねぇ、まぁ文房具の廃番と代替品って、結局こんな感じなんですよね。

「それじゃ、役に立たんだろうが!」

というようなところで代替品が示される。つまり、もともと顧客ニーズを把握してないわけです。まぁ商品点数も膨大ですからね。
このシリーズで言うなら「ワイド」は1ページあたりの紙の面積が多くて「ゆとりをもって書ける」というような視点でニーズを想定していたんだろうと思います。
「ワイド」を「情報量」ではなく「ゆとり」と見れば、B罫を残さずにA罫を残した意味も分かりますからねぇ。

まぁ、こういうものなんですよ。文房具、というのは。

ということで、「ワイド」(幅195×高257mm)は諦めて、一般的な「セミB5」(179mm × 252mm)サイズで、ページ数の多いノートをいくつか候補に出して、現在購入等検討中なのであります。

いや、ほんと、長期での文具活用というのは、なかなか難しいものですね。社会の要望自体がどんどん変わるわけですから。
あー、やれやれ。

ということで、今日のメルマガはここまで。
ではまた明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.966 -了-]---------------


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