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なぜ僕がスマホのマップソフトではなく、近所のコンビニで1000円で買った、近隣の地図が載ったマップ雑誌を購入したのか? について話します。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第968号●2024年4月9日(火)
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読者さん、こんにちは。
今日は、マップについて話をしていきたいと思います。
実は、「なんの話をメルマガにしようかなー」と考えていた時に、本棚の隅に、今住んでいる場所近辺の地図が一冊にまとめられた「マップ雑誌」のようなものが見えたからです。
「マップ雑誌」と書いていますが、本当は「雑誌」のように観光地情報の記事が載っているような観光案内地図ではなくて、近隣(奈良在住ですので奈良県下のみ)の地図だけが載っているA4サイズの「地図帳」なんですね。
たまたまコンビニの雑誌とかムックのコーナーに置いてあったので、「マップ雑誌」という言い方にしましたけれど、実質は純粋な地図帳です。
ただ、これ、単なる「地図帳」だったら、手に取らなかったと思うのですよね。表紙に「日帰りドライブや気軽な観光などに最適!」とかのアオリ文字が掲載されていて、少し雑誌風になっていたから、手に取ってみたわけなんです。「生駒、斑鳩、明日香、吉野」というような観光名所の名前とかもポツポツ配置されていて、いかにも「観光記事付マップ雑誌」のように見せかけているんです。
で、最近は少しこの地の地理にも慣れてきて、それこそ家族で日曜などに「観光がてら出かけてもいいかな-」という気持ちが少しあったので手に取ってみたわけなんです。
で、開いてみると、もう本当に地図情報だけで、ほかの情報が一切、まったく載っていない地図帳そのものだったわけです。
でも、その地図帳を見ていて、ふと「ん? これ便利かも。買ってみようか」という気持ちになったんですね。
なぜかと言うと、奈良に引っ越してそろそろ4年が経つのですが、その間にでかけたいろいろな場所が、思っていたより近くにあったり、逆にずいぶん離れていたり、という不思議な発見があったからなんです。
免許を取ったのは20代の若いころでしたけど、若いころの数年間は車移動もけっこうやっていたのですが、大阪住まいで車を持つのは、とどのつまりは電車移動の方が便利なので、かなりの無駄になるんですね。
そんなこんなで奈良に引っ越してきた当初は、ほとんど初心者マークの運転者と同程度のスキルしかないドライバーだったわけです。車必須の田舎暮らしは、だから、僕にとってはドライブ生活を一からやりなおすような出来事だったんですね。
いまでも思うのが、引っ越し当初のスマホによるカーナビ機能のありがたさでした。まったく西も東も分からない環境で、それでもマップ検索をすれば、必要な施設が一覧で出てきて、そこまでのルートを問題なく表示してくれる。このカーナビ機能がなければ、生活自体が成り立たなかっただろうなとおもうのです。
もう、引っ越して数年は、ひたすらグーグルマップのお世話になっていまして、やっと最近になって日常的に出かける場所は、ナビなしでも行き来でき、A点、B点を通って自宅まで戻る3点移動なども、なんの不都合もなくできるようになってきたわけです。
だからこそ、「観光マップ」というキャッチに惹かれたわけだし、中も見てみる気になったわけですが、そこで新発見した「ちょっと遠出した場所」の位置関係の「知らなさ加減」というのが驚きだったわけです。
ナビを使って、自宅からA点まで行って戻る、B点まで行って戻る、C点まで行って戻る、ということはやっていても、A点、B点、C点の位置関係までは把握できてないわけです。
なんせ土地鑑のまったくない地域なので、本当に距離感そのものが何度移動しても身につかないわけです。
自宅から目的地までの最短コースを教えてくれるだけのナビソフトでは、自宅からの距離感以外には何も把握できておらず、何年経っても、なかなか「土地鑑」までは身につかないのです。
ということで、その「マップ雑誌風表紙の単なる地図帳」を購入してからは、少し遠出をすると、その場所を地図に書き込み、「ああ、あそこって、この施設のそばだったのか!」とか、目的地間の関連性を把握するのに活用しているのです。
「こればかりは、紙の地図帳でないとダメだよなぁ」
と、最近強く思う事例なんですね。
ナビソフトがなければ、生活に支障が出ていただろうけど、紙のマップがなければ、「A点からB点に向かう途中でC点とD点で用事をすませて、帰ってこよう」などという「計画」を立案することは難しい、という話なわけです。
ということで、今日は「紙のマップの使い方」のお話でした。
ではまた、明日、お会いしましょう。
--------------[KID'S SIGNAL No.968 -了-]---------------