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ノートをいろいろ物色していると、自分の使い方と相性の良いメーカー、悪いメーカーがあることに気づかされます。
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第970号●2024年4月11日(木)
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読者さん、こんにちは。
先日から、お気に入りのノートの代替品を探しているのですが、探せば探すほどに泥沼にはまり込んでいく感覚があります。
なんと言うか、「お、いいな」と思うノートがあっても、「あー、ここはダメなんだよなぁ」と些細なことで気に入らない部分が出てきたりして、うまくマッチしないわけです。
で、検索していて、「なんでこういう仕様なんだろう?」とすごく不思議というか、残念に感じる仕様が二つあります。
それは、
●5mm方眼のノート
と、
●ミシン目入りで切り離せるノート
の二つなんですね。
僕からすると、この二つの仕様のノートは、そもそも存在価値がない、というように感じてしまうわけです。
まず5mm方眼ですが、「方眼ノート」というと、とにかく世間的には5mm方眼がスタンダードで、方眼と言えば5mmというくらいに数が無茶苦茶に多いわけです。
で、長年ノートを使ってきた立場の僕からすると、方眼幅は5mmというのが一番使いにくいんですね。
一般的な筆記具を使うと文字高がどうしても5mm前後になるので、行間の余裕が生まれず、再読するときにとても読みにくいわけです。
かといって、一行空きで書くと行間が空きすぎだしとにかく使い勝手が悪い。
多分、定規で表組を作る時などに5mm単位だとマス目の数を設定しやすいとかが考慮されてるからだと思うんですが、「普通そんなに表組ばっかり書いたりせんよ」と思うし、そもそもメモ的に表組を書くならフリーハンドで適当に線を引く方が圧倒的に早い。ほんとうに5mm方眼って存在価値を感じないんですね。
ところが、世の中には「方眼ノート」というのが山のように売られていて、そのほとんどが5mm方眼なんです。
で、オキナというメーカーなんかは、この「方眼ノート」に賭けていると言っても良いくらいで、プロジェクトペーパーシリーズなんかは、もう徹底して5mm方眼のラインアップなわけです。
まぁオキナは、方眼が目立たないようにホワイト罫線で方眼を描いたノートまで発売するくらいに方眼一点張りなので、逆にすがすがしいくらいです。
もう、僕は「オキナ」と聞いただけで、まず商品チェックをしませんからね。そのくらい相性の合わないメーカーです。
たぶん、方眼で言うと、いろいろ試してみたんですが、3mmとか2mm方眼だと、行間もうまく取れるし、けっこう使えるな、という印象があるんですね。方眼ノート、と、ノート用途で使うなら、方眼幅はせめて2mmとか3mmとかも用意しろよ、と思うのですが、なかなかこの部分での改革は起こらないですねぇ。
で、次に嫌いなのが、
●ミシン目入りで切り離せるノート
なんです。
これがねぇ、本当に嫌い。意味ありますかね? このノート。
一番多いのがリングノートなんだけどリフィル(シート)は全部ミシン目入りとかいうやつです。
ノートを探していて、「お、これはなかなか良いノートだな」と感じることはあるんですが、いざ内容をチェックしてみて、このミシン目入りノートだったりすると、本当に気持ちが萎えます。
ノート一枚で活用する前提があるなら、バインダー形式の方が絶対便利だし、せっかくしっかりカッチリと綴じられているノートなのに、ミシン目が入っていてはページ数をつけて連番管理するなどの手法が使えなくなっちゃうんですね。頭から順番のシーケンシャルなところがノートの魅力なのに、それをバインダーのような自由度があるわけでもないのに、中途半端な「ミシン目」でスポイルしてどうするんだ、と思うのです。
「デザインなどが気に入ったのならミシン目は無視してちぎらずに使えばよいじゃないか」と言われそうなんですが、ミシン目が入っていると、何かの拍子に切れ目が入ってしまいそうで怖くて使えないのですね。ムダに不安感が増えるばかりなので、本当に嫌いです。
この手のミシン目入りノートは、コクヨとかマルマンのニーモシネとかがけっこう多いように思います。
で、この手のノートはミシン目とともに5mm方眼も採用していたりするので、二重に嫌いなんですよね。
ニーモシネシリーズなどは最悪です。
このあたりが僕と「相性の合わない」メーカーだと思います。
で、逆に相性の良いメーカーというとどこなのか? という話ですが、これは長くなったので、また明日。
ではでは。
--------------[KID'S SIGNAL No.970 -了-]---------------