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やり慣れていないことをやり始めるためのコツとポイントを考えています。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第987号●2024年4月28日(日)
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読者さん、こんにちは。
今日は、数日前から書いている「継続は力なり」という話の続きです。

「継続は力なり」という話が本当なのは、「取り組み続けていれば、少しずつでもスキルがあがって、単位時間当たりの効率がどんどん良くなるから」ということが大きいのですね。

単に「続ければ良いのだ」と教条主義的に考えるというよりも、

●続けているとスキルがあがる
●続けていると効率が良くなる
●続けていると考察が深くなる

というような点を重視すべきだと思います。
特に最後の「考察が深くなる」というのは、それまでの視点とは全然違った新しい視点に到達する可能性があるので、自分自身の人生の「変革」すら引き起こす可能性があります。

で、これから書くことは「才能のない人間が不得手なことをそれなりに無理なくやるための方法」の話であって、「もともと才能があって努力しなくてもできる人」の話ではありません。

いろいろなところで聞いてきた話をまとめると、「才能のある人」というのは、本当に頭抜けて、段違いに才能があるので、そういう人たちの「やり方」というようなものは、全然普通人の参考にはならないんですね。たとえば、踊りの才能のある人は、あらゆる振り付けをとにかく一回で覚えてしまうそうです。他の人が10回も20回もかかるような踊りでも、です。

そういう才能のある人の話はしても仕方ないので、それは省きます。
(実は才能のある人はその分野に関して逆にものすごく苦労することも多いのですが、そういう話はまたいずれ)

そもそも、人間生きていれば、「苦手だけどやらなきゃしょうがない」というようなことにも良く出会うのです。
本当は苦手なことは得意な人にまかせる、というのが一番賢い方法なんですけど、それは人との出会いが超多いとか、お金に余裕があって外注にまかせるという場合に限られます。

で、この「苦手だけどやらなくちゃしょうがない」ということをやるには「継続してやる」というのが、かなり効果的なわけです。
上で書いたように「スキルがつき、効率が良くなって、考察が深くなる」のですから、まぁプロにまかせたのと同じくらいの効果を発揮します。
ま、時間はかかるんですけどね。

たとえばDIYとかはその典型です。
内窓を作ったり、階段を作ったりはしましたけど、こんなもの、プロにまかせればすぐに作ってくれて問題もないはずですが、とにかく高くつきます。
自分で作れば時間はかかりますが、望み通りのものもできますし、「モノづくりのノウハウ」が手に入って、かなり応用範囲が広くなるわけです。

だから「継続する」ということを、とにかくやれば良いわけですが、この「続ける」というのがけっこう難しい。
なんでかというと、もともと「得意ではないから」です。

じつは! これがかなりの矛盾点でして、とにかく自分に知識のない、得意ではないことをやろうとすると、最初はトンチンカンなことをしてしまうし、やたらと時間はかかるし、成果は見えないしで、本当に嫌になるわけです。

そうなると、無意識に「面倒だなぁ」と思って、「やればできる」のに「やること自体を避けてしまう」という事になるわけです。

この大問題を解決するのに、ひとつは「食事」と「運動」を結び付けることによって脳内物質(テストステロン)(先日はエンドルフィンと書いてましたが、間違いでした)が出て、あまり抵抗なくできるようになるわけです。

で、それに「記帳」を加えれば、もっと定着しやすくなる、ということを書いたのですが、ここでけっこう重要だなぁと思うのが、

●時間計測

なんですね。

何かをやるに際して、ひとつの作業単位がどのくらいの時間がかかっているのかを、客観的に知るべきだろうと思うわけです。

というのは、作業時間の見積もりができなければ、予定を立てられないし、新たなチャレンジ項目というのは、そもそも「どのくらいの時間がかかるのか?」の時間見積もりができないわけです。

だから、とにかく、この最初のとっかかりで時間計測を作業の最初と最後に組み込んでおけば良いと思うわけです。

で、いろいろ時間計測というのも試しにやってみたのですが、僕的に、これが一番だなぁと思ったのが

●テキストファイルに時間を自動記帳する方法

でした。

これ、僕が使っているWZエディタだと、「タイムスタンプ挿入機能」というのがあるので、簡単に時間を記録できるんですね。

というか、Windowsパソコンを使っている人なら、標準アプリの「メモ帳」にその機能がついています。

●Windows 10のメモ帳で文章に現在の日時を挿入する方法
https://faq.nec-lavie.jp/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018858

これをね、使わない手はないと思うんです。
これで時間計測をすれば、かなりの作業を手軽に記録していくことができます。

仕事がデスクワーク中心という人なら、PCのウィンドウをひとつ時間計測用のテキストとして開いておけばそれだけでOKです。
あとは「何をやったか」だけメモしておけば必要なことは全部記録に残ります。

もしスマホを使えば、もっといろいろな作業も記録できるはずです。(日付と時刻を挿入できるエディタなどが必要ですが。)

もし何か「ちょっと苦手」だと感じることでも、新しいことにチャレンジしたいと思ったら、まず「時間計測」からはじめてみたらどうでしょう?

今後のスケジューリングに役立つ情報が、たった一回の時間計測ではっきりと把握できて想像以上に効果的だと思いますよ。

ということで、今日のメルマガはここまで。
では、また明日。


--------------[KID'S SIGNAL No.987 -了-]---------------


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