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いま話題の「AIを使った効率化」は、どんな作業に向いていると思いますか?
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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第988号●2024年4月29日(月)
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読者さん、こんにちは。
今日はちょっと、世の中の「流行」ということについて考えてみたいと思います。
というか、これからの人類社会にとって、避けようのない大きな技術変革である「AI技術の利用方法」ということに、少し頭を回してみようと思っています。
AIというものがこの1~2年で一気に実用的なものになってきて、かなり身近なテクノロジーとして「誰もが使えるもの」になってきているように思うんですね。
特に、「お絵描きAI」などに関しては顕著な一般化がされてきていて、Youtube動画を見ていても、明らかにAIで作った画像をいくつかつなぎ合わせて、それなりに見た目の整った動画にしているというコンテンツが散見されるようになってきています。
「散見されるようになってきている」
と書きましたけど、なんというんでしょう? なんかね、AIで描かれた写真であるとか画像であるとかは、見た目、かなり直感的に「AIで描いてるよなぁ」と分かってしまうんですよね。
特にひどいのが「複数人(5~10人)が集まっている群衆シーン」というやつが分かりやすくて、「群衆シーン」のはずなのに、すごく良く似た顔の人間ばかりが集まっているとかになってるんですよね。
「おいおいおい、これAIに描かせたやろ」
と、すぐに分かってしまうんです。
また、先日、あるネット系の超大手サービスに電話で問い合わせをしたら、「ただいま電話がかかりにくくなっております。よろしければネットのチャット機能でも問い合わせ受付をしておりますのでそちらもご利用ください」と言われて、チャットしたんです。
で、これがもう完全にAIのチャットボットというやつなわけです。
こっちが問い合わせをすると、実に的確に返事をしてきます。
でもって、話をしていて「腹が立つ」というような対応は一切ないわけです。実にソツがない。ムダがない。
でね。
この「ムダのなさ」が気持ち悪いわけです。
普通の生身の人間なら、意思の疎通のできない部分があったり、担当の人が聞き間違いをしたり勘違いしたりして、
「あ、××ですね、すみません、間違えました。〇〇かと思って▽▽のご案内をしてしまいました。申し訳ありません。」
というような「ムダな会話」が発生したりするものなわけです。
でも、AIだと、そういう「勘違い」がほとんどないんですよね。
で、それが妙に気持ち悪かったりするわけです。
ということで、僕は思っているんですが、AIはいろいろなところで活用されていくけど、この「見破れる要素」をいくつ排除できるかが、これからの勝負だよなぁと思うわけです。
で、先日から、例のタイプ練習ソフトの「WEEK」の最終仕上げに取り掛かっているのですが、これのプログラム部分に、AI機能であるChat-GPTを使ってみたんですが、やはりこの使い方は強烈にすばらしいと感じてしまいます。
「こんなプログラムを作りたい」ということを、Chat-GPTに伝えて、「そのサンプルブログラムを書いて」と言ってやれば、即座に実用可能なプログラムを書いてくれるわけです。
この数日は、このChat-GPTの機能を使って、「WEEK」の主要な部分のプログラムを、あらたに組み上げたんですけど、とりあえず稼働して動作確認ができるくらいまでのプログラムなら、ほんとうに一度か二度の「指示」で、できてしまうんですね。
これは本当に画期的で、上記であげた、AI特有の「見破れる要素」もほとんどないんですね。
プログラム内容をステップごとに追って行って、「ああ、こうなっているのか」と分かれば、手直しもしやすいですし、本当にソフトウエァ開発にはとんでもなく効果的だと思います。
僕なんかは、もともとプログラミングは素人なので、だからこそ、AIと掛け合いでソフト開発ができるのは、学びながら作り上げていく感じでなかなかに有益だと思います。
なので、多分、AI機能は足のない人にとっての義足のように、自分に欠けている部分や苦手な分野を、それでも自分なりに組み上げていくときにはかなり大きな力になるんじゃないかな?と感じております。
AI活用は「文章作成」には、一番効果が高い、という話もあります。文章を書く機会も実は世の中意外たくさんあるものです。
みなさんも、文章作成の練習だと思って、AI活用に取り組んでみられたらどうでしょうか。
「学ぶ」ということがとても軽く、カジュアルになって、自分の人生に広がりを感じられるようになるんじゃないか? と思います。
苦手分野をAIのサポートで伸ばしていく。こういう部分こそがAI活用の要だろうと感じております。
ということで、今日のメルマガはここまで。
では、また明日。
--------------[KID'S SIGNAL No.989 -了-]---------------