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「ToDoリスト」が持つ、多様なメリットを、少し整理してお伝えしたいと思います。ToDoリストは使い方次第でかなり有用です。

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[KID'S SIGNAL] キッズシグナル●第990号●2024年5月1日(水)
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読者さん、こんにちは。
今日から5月です。季節の変わり目、そしてゴールデンウィークの真っ盛りでもあります。
我が家では、義母が借りている畑が、少々荒れ気味だったので、奥さんと二人で草刈りなどやっている連休です。

そして、ハッと気づくと、このメルマガも990号。1000号に向けて、カウントダウンが始まってしまいました。

と言いつつ、1000号だから何かイベントでもやるのか? というと、特に何も考えてはおりません。

さて、今日は、ToDoリストにおける、一般的な使い方とは別の視点から見た「メリット」について考えてみたいと思います。

一般的に、ToDoを書き並べリスト化するメリットは、

・何をすれば良いのかが可視化され、考えが整理できる
・作業をリスト化するので抜け漏れを防ぐことができる
・するべきことと、やらなくて良いことの明確化ができ時間を有効活用できる
・思い出したり、同じことを何度も考えるようなムダな作業が減る
・いまかかえている作業の全体が見渡せ、優先順位を付けやすくなる

というようなことが一般的なメリットで、これらのメリットから、

●作業の大幅な効率化が促進される。

という結果を得られるということになります。

しかし、実際には、ToDoリストには、ほかのメリットもいろいろありまして、

まず、以下の

1.●作業項目を小分けすることで、モチベーションアップに役立つ
2.●行動記録として、自己行動を客観視し、自己肯定感を高める

二つの要素について考えていきましょう。

まず一つ目の作業の小分けの話ですが、これは心理学者のバラス・スキナーが提唱した「スモールステップ」の考え方に相当します。

●バラス・フレデリック・スキナー Skiner,Burrhus.Frederic(1904-90)

スモールステップとは、目標を細かく分け、かんたんな内容から少しずつ達成していくと、モチベーションを持続しながらやる気も持続する、という考え方です。

スモールステップの考え方に沿った行動計画の立て方というのもいろいろあるようですが、とりあえずは、

●ToDoをとにかく書き上げて、やりやすいものから取り組む

というようにしていれば、おおむね自然と「スモールステップ」の考え方をそのまま実践したような形になります。
なので、とにかくToDoリストを書き上げる、どんどんリストアップしていくということをやっておけば、おおむね「やる気」は維持できますし、やる気も続いていく、ということになるでしょう。

続いての二つ目の話は、

●ToDoリストを捨てずに残す

ということをする必要があります。

ToDoリストは、いろいろ仕事が詰まってきた時にとにかくバババババっとリストアップして、そして、その書き上げたメモを見ながらどんどん処理していき、一連の作業が済んだら捨ててしまう、というやり方でやっていく、というのがひとつの定番のスタイルではあります。

特に買い物に出かけるときなどは、このパターンでしょう。
買い物リストを残していても、それほど大きなメリットは残せないかもしれませんが、ひとつめのスモールステップの考え方を取り入れると、「行動計画」と「実行した業務日誌」のちょうど中間的なメモととらえることもできます。

そして、この「自分が行った行動を記録として残しておくと自信がつく」というのは、記録を残すことの大きな、そして基本的な特徴です。

なので、ToDoリストは達成した後に捨ててしまうのもひとつのやり方ですが、ToDoリストを「日記」としてとらえて残していく、というのも自己肯定感を高めるためには大きな効果を発揮すると言えます。

具体的には以下のサイトの情報が役立つかもしれません。

●自信のある人に自然となれるシンプルな方法。日常に潜む「小さな○○」を見える化するだけ!
https://studyhacker.net/small-task-management

このサイトでは、短冊型のToDoシートをお勧めしていますが、はじめてToDoリストを作る、というような人には効果的だとは思います。

でも、ある程度リストアップすることに慣れてきたら、それこそダイアモンドメモのような、単純な横罫のメモ帳を使うのが便利なのではないかと僕は思います。

●ミドリ(デザインフィル) ダイヤメモ
https://www.midori-store.net/SHOP/g10651/list.html

上記のサイトでは「短冊形メモを切り取らずに残す」ということを推奨していますが、最初から「残す」ことが前提ならリングメモのように綴じられているメモの方が便利なのではないかと思います。

また、こういうメモ帳の形なら、日々ToDoを持ち歩けるのも便利ですし、「思いついた時にToDoリストに書き込む」というのもしやすくなります。また読み返したときに「忘れかけていた課題」を思い出させる効果もあるので、何かと便利だと思います。

ということで、今日はToDoリストのメリットを、少し角度を変えて考察してみました。
けっこうおもしろい視点だったのではないかと思います。

では、今日のメルマガはここまで。
また明日お会いしましょう。


--------------[KID'S SIGNAL No.990 -了-]---------------


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